オーストラリア総合情報館

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オーストラリアへ移住した 管理人ねこ による、オーストラリアに関する情報サイトです。オーストラリアの旅行、留学、ホームステイ、ワーキングホリデー、観光、ビザ、土産、文化、生活、不動産、スポーツ、食べ物、ワイン、動物、そしてシドニー、メルボルン、パース、ケアンズ、ゴールドコースト、ブリズベンなど丸ごと紹介しますね。

オーストラリアで子供と過ごす〜親子円満でも・・・〜

知人の韓国人が引越しをしました。その引越しの理由というのが、本日の話題です。ねこには驚愕の話題でした。

その韓国人は、両親と子供1人という家族構成の父親です。とても気のいい人で、奥さんも明るいいい人。仲良し家族です。その一家が以前の家に引っ越したのが約2年前。
引っ越して暫くしたある日、その韓国人一家の家に警察が来たそうです。「お宅でお子さんが虐待されている、という通報がありました。」と。

驚いたそうです。そりゃそうですよね。奥さんは「ショックだった・・・。」とも言っていました。そりゃそうでしょう。
警察は親だけでなく、子供にもインタヴューして、異常はないと判断し帰っていったそうです。
こちらの警察には子供の虐待に対する専門の課もあり、通報がされたら必ず調べなければいけないそうです。

で、「誰がそんな通報したんだろう?うちの何がいけなかったんだろう?」と思いつつ、思い当たる事がないまま過ごしていたある日、また警察が!同じ用件で!そして事なきを得て、警察帰る。
そして暫く経つとまた警察が!同じ用件で!そして事なきを得て、警察帰る。
というのが、以前の家に住んでいた間、延々と繰り返されたそうです。約2年間でなんと10回以上!

警察は誰が通報したかは教えてくれないそうです(当たり前ですね)が、彼らは薄々「お隣が通報しているんじゃないかな?」と思い始めたようです。というのも、子供と庭で遊んだり、外で子供と会話をした時などの後に警察が来ることに気付いたそうなんです。
お隣さんはオーストラリア人(白人)の初老の御夫婦だったそう。その韓国人の彼いわく「どうも彼らにすごく嫌われていたようなんだ。人種差別もあったかもしれないなぁ。こちらを見る目つきも悪かったし、こちらが挨拶してもハローさえも言われた事がなかった。」そうです。引っ越した当初から、家の前などで顔を合わせても知らんぷりだったそうで・・・。話しかける余地さえもなかったそうです。

「好かれてないみたいだし、うちがうるさかったから嫌がらせだろうか?」それとも「韓国語がきつい語調に聞こえて、本当に子供を虐待しているように思ったのか?」と思い悩んだそうです。なので、特に外で話す時には、声の大きさや語調などにも随分気をつかったとも言っていました。
が、また警察が来る事の繰り返し。
そんな2年の末、原因はどうあれ、もし本当にお隣さんが通報していたとしたら、コミュニケーション拒否されているのでもうお手上げ、争うのもばかばかしいと、引越しを決めたそうです。

相当なストレスだっただろうなぁ、と同情します。今は新しい家で楽しく過ごしているとのことで本当に良かったですが、いやな経験をしてしまったものです。これは一体どう考えればいい出来事だったんでしょう?


ねこは韓国人一家の普段の状態を本当には知らないかもしれません。ですが、ねこが知っている限りでは本当に虐待があったとはにわかには信じられません。なので、通報した人の誤解だろうという思いはあります。せめて誤解であって欲しい。万が一、これが嫌がらせによる通報だったとしたら悲しすぎますよね。


さて、こどもの虐待について人々の目や社会は非常にナーバスです。子供の虐待のことを英語では「child abuse」といいます。こんなサイトもありますよ。社会的弱者である子供を守ろうという社会の真剣な姿勢をうかがい知ることが出来ます。
良い事なのは勿論で、これによって沢山の子供が救われていると思いますが、時としてねこの知人のこの例のように困った現象を引き起こすこともあります(この例は極端だとは思いますが)。文化の違いなどで誤解をうけて困った事に巻き込まれないようにしたいものです。


既に様々なところで語られていますが、オーストラリアで子供を一緒に過ごす時には、人前で子供に声を荒げないようにしましょうね。本人は躾のつもりだったとしても、他人が見て虐待と受け取ってしまったら即通報です。
手を上げるなんてもってのほか、あと、買い物にいった時に子供が荷物を持っていたら通報されたなんていうケースもあるそうです。話す言葉の語調(とくに英語以外は)で誤解して通報してしまう人もいると聞きました。


あまり心配しすぎるとそれがストレスになるかもしれませんが、気をつけるに越した事はないですよね。これはオーストラリアに住む方達だけでなく、オーストラリアを子連れで旅行する方達も一緒です。実際、旅行中にショッピングセンターで警備員に尋問されたという日本人旅行者(ねこの親戚一家です)もいます。気をつけましょうね。

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